S様ご夫婦が当社大分本店(にじが丘ショールーム)にお越し下さいました。ご自宅の塗装工事を検討中とのことで、当社代表の小原とプランナーの衛藤で対応させていただきました。
S様は当初ご自宅を建てたSハウスから塗装工事のお見積もりを取っていたそうですが、Sハウスの見積もり金額と内容に疑問を持たれて当社にお越しくださったとのことでした。
S様のお宅は築18年ほどで、屋根は乾式洋瓦(モニエル瓦)、外壁はサイディングという組み合わせでした。当時のSハウスで建てられた家によくある組み合わせで、乾式洋瓦は当時「塗装不要」な瓦として販売されていた瓦です。実際にはヨーロッパと違い高温多湿の日本の気候に合わず、表面が早めに劣化するケースが多く見られました。
当初は乾式洋瓦に塗装できる塗料はなく、乾式洋瓦は「塗装不要」ではなく「塗装不能」であることが分かりました。現在では乾式洋瓦用の塗料も開発されていますが、それでも塗装をする際には洗浄の段階から特別な注意が必要です。
今でも乾式洋瓦のお宅で塗装を失敗しているお宅をよく見かけます。下地処理をきちんとしていなかったり方法を間違ったりすると、塗装後すぐに塗膜が剥がれてしまう原因となります。
このような乾式洋瓦の注意点や、その他塗装に関するお話をさせていただき、後日S様宅のお見積りと一緒にカラーシミュレーションも提出させていただきました。今回の塗装工事では屋根を緑色にしたいとのことでしたので、それにあわせたシミュレーションをお作りしました。 |