当社大分本店(にじが丘ショールーム)にF様よりお電話をいただきました。ご自宅の塗装について検討中との事でした。ご自宅を建てた大手ハウスメーカーのS社から、数年前に塗装工事のお見積もりを取られたそうですが、あまりにも金額が高い為、保留にしていたそうです。そして今回塗装をしようという事になり、当社にお声掛け下さったとの事でした。
後日当社代表の小原とプランナーの衛藤で現地調査をさせていただき、お見積もり説明を致しました。F様のお宅は、壁は窯業系サイディングと屋根は陶器瓦という組み合わせの建物でした。外壁のサイディングは軽く触ってみると、手に白い粉がつく状態でした。この白い粉は外壁についている汚れではなく、もともとのサイディングの塗料が劣化して手に付着したものです。このように外壁を触って粉がつく状態の壁は、塗装による保護の役目を果たしておらず、ただ単に塗料が外壁にくっついているだけの状態になっています。
当社のお見積もりをご覧になったF様は、以前S社から出ていた見積もりと当社の見積もりの金額差だけでなく、どのような工事をするのかという内容の明確さの違いに驚かれていました。実際にS社の見積もり内容を見せていただきましたが、小原も衛藤もただただ驚くような内容でした。S社のお見積もりは、無意味に見積もりの項目だけ詳細に分かれているのにも関わらず、どのような塗料を塗るのか等の重要な情報は何一つ書かれていないものでした。それに加えて、全て平米単価だけでお見積もりを作っており、信憑性が全くない見積もり内容となっていました。(一見親切に見える平米単価見積もりには要注意です)
S様も当時この内容に疑問を持たれ、金額もこんなにかかるのか・・・という事で塗装の工事を保留にしていたそうです。このS社から出されている見積もりの内容を見る限り、塗装に関する知識のない営業マンが会社にある塗装工事の見積もりフォーマットに箇所名と単価を入れ込んで作ったのだろうと推測されました。何のために塗装をするのか、どのような目的や意味があってその塗料を使用するのか等も分かっておらず、ただその会社の簡易なフォーマットに則って塗装の見積もりや提案をしているという、いい加減な実態が表れているものでした。
これまでに当社で塗装工事をして下さったお客様から、家を建てたハウスメーカーからの塗装のお見積もりを見せていただくと、同じハウスメーカーで、大体同じ条件の建物なのに、お客様によって見積もり金額がまったく異なるという事がよくあります。その様な、見積書を作る担当営業によって、内容や金額が大きく異なる様な見積もり内容の工事を任せるのはかなり不安です。更に場合によっては建物の状態を悪化させてしまう様な結果にもなりかねません。 |