当社が互助会指定店にご指定いただいている職域にお勤めのS様から、ご自宅のリフォームについてのご相談をいただきました。
早速工務部長の上原、エクステリア事業部部長の佐々木、プランナーの桑原の３人で現地調査に伺いました。

S様のお宅は、Ｄ社で建てられた軽量鉄骨造、築40年程度のお宅で、お仕事の関係で数年間家を空けておられたそうです。この度ご主人の退職を機にご自宅に戻る事にされ、その前に内装全般をリフォームされたいとのご希望でした。

家屋の傷みは屋根や小屋裏を中心に進行しているように見受けられました。人が住まない間、家の傷みの進行は早くなります。適度なタイミングでのメンテナンスが重要です。
屋根の葺き替え、内装の改修、駐車場の増設等を提案させていただき、ご発注下さいました。

石綿スレートの屋根は傷みが激しく、多くの瓦がすでに割れていました。
また、屋根の棟部分等の板金が風で飛んでしまっている部分もあり、屋根の内部に水が入っていることも十分想定できる状態でした。工事中に屋根を剥がしてみたところ、ルーフィングは機能を失い、下地板の多くは腐っていました。また、新築時の施工に利用された下地板は何故か通常使われる合板ではなく、水にとても弱いパーティクルボードと呼ばれる板でした。雨漏りが酷くなければ、傷んでいる部分の板だけを取りかえれば済むのですが、パーティクルボードは水が廻りやすく、既に雨漏り箇所以外にも傷みが拡がってしまっている上、経年劣化もあり、瓦を固定しようとしても釘が全く入らない状態になっていました。その為、急きょ全てやり替えさせていただきました。

キッチンとトイレはリーズナブルなものをお選びいただきました。また、リビングと和室はクロスの貼り替え・襖の貼り替え・畳やフローリングの貼り替えをして、スッキリと綺麗になりました。
シンプルな改修ですが、充分新築のような住まいに生まれ変わります。

駐車場のカーポートが古く、屋根が飛んでしまっていたので、新しいものと取替え、エントランスと一体にすることで広々と使えるようにいたしました。