当社の取引会社の当社担当のO様。中古物件を購入予定の段階で当社にご相談に見えました。
O様は旧知の方ですが、全く一見のお客様から購入予定の物件を一寸見て欲しい、とのご依頼が最近ずいぶん増えました。買うに足る物件か、又ご自分のご希望通りの造作が可能かをお知りになりたいようです。
購入前に信頼のできる専門家に見て貰う事は確かに良い事です。
購入後に後悔されているお客様はいつの時代にもたくさんおられます。
ところで、O様購入予定の物件を早速、一級建築士の松浦と、プランナーの亀井と小原(社長)の三人で見せて頂きました。総面積60坪の立派な2階屋で、日本電建が施工したかなりお金のかかった和風の家でした。
家の内外共点検した結果、築20年としては立派なもので何の問題もありませんでした。
何日間か検討された後購入されましたが、その後一番苦慮されていたのは、家が大きすぎるので「どこに費用をかけるか」でした。
費用対効果を良く考え、限られた費用をどこに割り振るかは、リフォームの一番大切な事です。
O様ご夫婦、プランナーの亀井、一級建築士の松浦とで充分時間をかけて案を練りました。
- 居間のキッチン側の壁を撤去し、開放感を出しました。琉球畳と掘りごたつのモダンな空間にして、キッチンと自由に行き来が出来る居間にしました。
- キッチンは床をフローリングに張り替え、吊戸を新しく取り替えるなどして使いやすくしました。また、ハンドメイドのワーキングカウンターを造作しました。
- 浴室は状態の良い既存の壁タイルはそのままにし、浴槽を交換して入口ドアも使いやすい3枚引き戸にしました。
- 玄関ホールはクロスを明るい色に変え、広さを生かしました。また、廊下の奥にあたる面のクロスは色を変え、奥行きと変化を出しています。
- 外構は既存の門塀、カーポートを撤去し、開放感のある門まわりにして、駐車スペースも広げました。
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