以前当社で塗装工事を施工させていただきましたS様が、にじが丘ショールームにお見えになりました。
一緒に住まわれているS様のお母様が、病気のために左半身を麻痺され、階段など段差を歩かれる際に、支障をきたしていらっしゃるとの事でした。
しかしS様のお宅は高台にあり、外出の際はどうしても外部階段を利用しなければならない状況で、ご主人が付き添って昇り降りされていたそうです。それでも一度転倒されて以来、かなりお母様は不安に感じられていたようです。
そこで、手すりと転倒防止の柵を取付けることとなったのですが、普通のリフォーム以上に使用される方への配慮が必要なのが介護リフォームです。今回の場合、お母様が使いやすいように、手で掴みやすい位置に手すりを付け、もたれかかっても耐えられる強度、そしてデイケアの方やご主人が付き添って歩く際に動きやすいスペースが必要でした。
そこで、当社工務の神田(福祉住環境コーディネーター、二級建築士)とS様ご家族で話し合い、手すりは昇る時より危ないとされている、降りる時の利き手側となる壁側に取付ける事にしました。
また、素材も成人男性が全体重をかけても安全な手すり(YKK AP社製)を、そして付き添いの方も並んで歩く事ができる幅75cm以上のスペースを確保しました。 |