10年ほど前に、LDKの改修を依頼して下さったN様より、浴室の改修のご相談をいただきました。浴室は新築当初からの在来のタイル貼りのお風呂で、冬場は寒い上、日ごろのお掃除やお手入れが大変であるということでした。そこで、思い切ってユニットバスにリフォームしたいというご要望をいただきました。早速、現地調査に伺いました。
新築当初、綺麗な黒いタイルを気に入って選ばれた浴室は、とても綺麗に使用されており、充分使える状態に見受けられました。しかし、タイルの浴室特有の寒さが相当堪えるだろうと容易に想像できる造りでもありました。また、経年劣化のため、ところどころタイルが浮いており、このまま使用し続けるとタイルが剥がれて落下してしまう恐れがありました。更に、脱衣室の床は、下地の合板が弱りふわふわしており、いつ床が抜けてもおかしくない状態でした。
N様も希望されている通り、費用対効果を考えると、部分的な修繕よりも全体的なリフォームのほうが最善の選択でした。
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工事内容 |
@浴室をユニットバスにリフォームする |
A脱衣室の床は下地から張り替え、内装をリフォームする |
B給湯器の取り替え(石油給湯器からエコキュートへ) |
C浴室窓の取り替え(単板アルミガラスのサッシから断熱タイプへ) |
D脱衣室の開き扉と、キッチン入口の開き戸を取り替え(引き戸へ) |
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お打ち合わせを重ねて、給湯器は灯油の補充が大変であるということでエコキュートへ取り替えることとなりました。浴室の寒さの一因となっている窓は断熱タイプのものへ、尚且つもう少し明るくしたいというご要望により既存より大きいサッシへ取り替えることとなりました。脱衣室とキッチンの扉は取り替えて、段差をなくして動線を改善することとなりました。
上記プランでお見積もりをし、提案の内容にご納得いただき、工事をご発注くださいました。
ユニットバスはTOTOのサザナを選ばれました。商品のお色や仕様などは、ショールームに姪御様も同行して下さり、N様と一緒に決めて下さいました。 |