【自然素材であなただけの家を一緒に造ってみませんか?】 |
由布市 T様邸 改修工事
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2010年施工
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このページは、『おおいたの住まい情報誌WISE(ワイズ)2011』(発行・販売/大分合同新聞社)に掲載された内容を転載させていただいたものです。 |
施工前 | 施工後 | ||
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●広々となったリビングでは、夜くつろげるように、冬場は畳マットとこたつを設置。 |
3つの部屋をひとつに明るい住空間を創出 |
自然石と芝生が匠にデザインされて敷かれた庭、明るい色のウッドデッキと白い壁、大きな壁…とお洒落な新築にも見える由布市のT邸。 実は築約40年になる純和風の家で、代々にわたって育てられた木材で建てたという、昔ながらの座敷が続く大きな平屋の家です。そのため、ご主人の思い入れも深く、大改装したLDK部分を覗く半分以上は、従来の座敷や床の間を活かした和風の風情を残したままのリフォームとなっています。 今から20年程前、庭に面した居間が玄関代わりになっていたのを改めようと、腰高の出窓を造るリフォームを一度行ったTさんですが、お子様たちが独立し、夫婦2人になったこともあり、そろそろキッチンも替えたいし、リビングも明るくしたいと数年前からリフォームを考えていたそうです。そんなとき、たまたま訪れたキッチンのショールームで出会ったのが北斗建装でした。 かつて、T邸のLDK部分は、全く趣の違う3つの部屋がそれぞれ独立して隣り合うという状態でした。畳敷きの居間と板の間のキッチン、その間に、廊下を広くしたような洋間があり、ダイニングとして使われていたのです。今回のリフォームでは、これらをすべてフローリングで統一、広々としたLDKを造り出しました。さらに、リビングの窓を全面に広げて、奥にまで光が届くようにし、全体を明るくしました。そして、奥様のこだわりでシステムキッチンを思い切って赤にしたことで、室内がさらに明るく感じられます。もちろん、床はバリアフリーで、ガラス張りの引き戸でリビングを独立させることもできます。 また、ご主人が一番欲しかったというソファやサイドボード、テレビなどの家具類をあらかじめ選ぶことで、その色合いやサイズに合わせた内装を考え、無駄なスペースを作ることなくぴったりと収めることもできました。 |
文章転載:@おおいた住まいの情報誌『WISE(ワイズ)』 |
施工前 | 施工後 | |
施工後 |
●キッチンまで見渡せる広い空間に生まれ変わったT邸のLDK。 |
気になる複雑な立地もアイデアと工夫で快適に |
今回のリフォームで頭を悩ませたことのひとつに、家の前を通る道路が、ちょうどリビングに向かう方向に下ってきているという立地がありました。ドライバーが意識しなくても、正面にリビングが丸見えとなってしまうのです。 そこで、リビングの大窓には、由布市の気候を考えてペアガラスを使用したのですが、T邸に使用したペアガラスは、外から見えにくいという特性もあり、これにミラーレースのカーテンを掛けて、光は透過するものの視線を気にしなくて良いようにしました。 また、リビングに続くウッドデッキに手すりを設置し、これがちょうど車の視線を妨げる位置になるように配慮。加えてカーポートの配置も、屋根部分がリビングへの視線を遮る位置になるよう設置しました。 |
文章転載:@おおいた住まいの情報誌『WISE(ワイズ)』 |
施工前 | |
施工後 |
●大きな窓のリビング&寝室を、より明るくしてくれる、やさしい色合いの樹脂デッキ。 |
美しく生まれ変わっても大切な思い出はそのままに |
さて、T邸の座敷や玄関といった和室部分のリフォームでは、壁と天井のクロスの張り替えなどを主に行いました。 特に、柱や梁は、代々にわたって大切にしてきた木が使われているため、LDK改装にあたっては、全面を覆って木部を隠しましたが、ほかの部分は、そのまま大切に残して仕上げました。 クロスの選択にあたっては、ご主人と話し合い、それぞれの部屋の個性を考えながら、違うデザインのクロスを採用。壁のクロスには、源氏物語をイメージし、桜や山並みなど情緒あふれる柄を選びました。 また、廊下や玄関には、塗り壁風デザインのクロスを使ったほか、天井にはほんものの竹組みの天井と見間違うほどのクロスなど8種類のクロスを使用。和室部分全体がそれぞれの風情に満ちています。 |
文章転載・写真提供:@おおいた住まいの情報誌『WISE(ワイズ)』 |