ここは臼杵石仏にほど近い、周りに家が一軒もない静かなロケーション。LDKの大きな窓からは、青空の下、遠くに緩やかな稜線を描く緑の山々とのどかな風景が広がります。この住まいは、車で10分の場所に住む芦刈さん家族のセカンドハウス。リフォームした築23年の住まいは、「これほどまでになるとは思わなかった」とご主人が驚くほど生まれ変わりました。
中でも、1階のLDKと和室は見事なまでの変貌ぶりです。DKは以前、倉庫と洋室だった場所。眺めの良い場所を塞いでいた倉庫を取り払い、全面ガラス張りの大きな窓を配置してどこに居ても自然豊かな風景が望める明るくオープンな空間になりました。
ダイニングテーブルに座ると、春には緑の稲穂が風にそよぎ、秋になると黄金色になる四季折々に変化する田園風景が目の前に望めます。
さらに、戸で仕切られていた狭い独立型キッチンは、対面キッチンを採用。廊下を挟んでキッチンとつながる和室は、柱はそのまま活かして和モダンな雰囲気になりました。廊下の戸を取り払うと、キッチンと和室がつながり、来客をもてなすのにぴったりです。
実はこの家は、芦刈さんの娘さんが子供の頃に通っていた書道教室。当時の落書きが残る家を残してあげたいとの思いから、売りに出ていた家を購入したものです。ガラスの欄間や趣のある照明など住み手の思いを失わず、より良く残した住まいは随所に想い出が息づいています。
当初、他の会社に相談していたご主人は、娘さんの紹介で北斗と知り合いに。大分市工業展での接客を目の当たりにし、信頼できると依頼。その後もCGの立体図面で詳しく説明してくれたり、苦情にも丁寧に対応してくれたことで仕事に対する誠意と熱意を感じたそうです。
「将来の生活設計を思い浮かべながら間取りを考えました。いずれはここで、ピアノ教室をするつもりです。お菓子作りが好きなので、生徒さんや友人を呼んで楽しい家にしたい」と娘さん。幼いころの想い出が詰まった家でお菓子を焼きながら、多くの人たちと和やかに過ごしている様子が目に浮かんでくるようです。 |